- 2020/11/04 掲載
ソフトバンク、4―9月期営業利益は6.8%増 デジタル化需要捉え
[東京 4日 ロイター] - ソフトバンク<9434.T>は4日、2020年4―9月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年同期比6.8%増の5890億円になったと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大を受けたデジタル化需要を捉え、全セグメントが増益となった。
売上高は同2.3%増の2兆4284億円だった。法人事業では、クラウドサービスやセキュリティソリューションといったテレワーク関連の売り上げが増加、ヤフー事業はeコマース(電子商取引)取扱高が増加した。法人事業のセグメント利益は同18.2%増、ヤフー事業は同29.8%増と、それぞれ伸長した。
一方、消費者向けは、端末売り上げの減少などで同2.6%の減収となった。スマートフォン契約数は伸びたが割安なワイモバイルが中心だったほか、ソフトバンクでの割引もあって平均単価が減少した。ただ、原価の低い端末の販売構成比が上昇したほか、販売台数減少で商品原価が下がったことなどで、セグメント利益は1.2%増を確保した。
21年3月期の営業利益予想は前年比0.9%増の9200億円で据え置いた。リフィニティブがまとめたアナリスト予想の平均は9335億円。
*情報を追加しました。
(平田紀之 編集 橋本浩)
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