- 2020/10/29 掲載
10月の米自動車販売、前年比3%増に 個人消費が回復=調査会社
個人消費が力強く回復しており、ディーラーの在庫もタイトになっているという。
今年10月は、前年同月と比べて営業日が1日多い。営業日数調整前のベースでは前年比6.8%増となる見通し。
JDパワーのデータ・分析部門プレジデント、トマス・キング氏は「自動車の小売り販売は、前年比で2カ月連続で増加することになる。個人消費が著しい回復を遂げていることを示している」と述べた。
10月の1台当たりの販売奨励金(インセンティブ)は、前年同月比425ドル減の3678ドル。在庫が少ないため、ディーラーが値引きを縮小できたという。
販売奨励金が、メーカー希望小売価格の9%を下回ったのは2016年6月以降で初めて。販売奨励金は今年4月に1台当たり4953ドルでピークを付けていた。
相対的に高価格のトラックやスポーツ用多目的車(SUV)の人気が高まっており、10月の平均取引価格は過去最高の3万6755ドルとなる見込み。
10月の新車販売は、年率では約1590万台となる見通し。前年比で80万台の減少にとどまるという。
LMCオートモーティブは、今年の世界の自動車(ライトビークル)販売が前年比15%減の約7700万台になるとの見通しを示した。
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