• 2020/10/14 掲載

英失業率、6─8月は4.5%へ予想以上に上昇 3年強ぶり高水準

ロイター

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[ロンドン 13日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)によると、6─8月の失業率は4.5%と、5─7月の4.1%から上昇した。新型コロナウイルス流行に伴う政府の雇用維持制度が終了する前にもかかわらず、ロイターがまとめたエコノミスト予想の4.3%を上回り、3年強ぶりの高水準となった。

失業者数はグローバル金融危機さなかの2009年以来の大幅増となった。

ONSのジョナサン・アソ―副国家統計官は「新型コロナ流行が始まってから失業・求職中の人々が大きく増えているが、積極的に仕事を探していないと回答する人が多くなっている。最近になって余剰人員となった人々の数も増えている」と述べた。

ONSによると、余剰人員は四半期で過去最多の11万4000人増加し、22万7000人となった。これは2009年以来の高水準だ。

就業者数は15万3000人減少。市場予想中央値(3万人減)を大きく上回るマイナスとなった。ONSはまた、過去数カ月の雇用喪失推計を大幅に拡大した。

スナク財務相は13日、自身の優先事項は依然として失業拡大を抑えることだと強調。ただ、今月末に期限が切れる賃金補助制度は、内容が後退したプログラムに置き換えられることになっている。

同相は「残念ながらあらゆる雇用を守ることはできないと当初から率直に明かしている」と述べた。

シンクタンク、レゾリューション・ファウンデーションのエコノミスト、ナイ・コミネッティ氏は「国内でロックダウン(封鎖)措置が拡大する中で経済支援が減少しており、向こう数カ月にかけて失業の大幅な拡大に備えるべきだ」と語った。

一方で、13日発表された一部データには前向きな兆候も。税務当局のデータによると、企業の従業員数は9月に月間2万人増えた。3月以降の累計失業者数は67万3000人へと減少した。

7─9月の求人件数は過去最大規模の増加となった。ただ、全体の求人件数は依然として1年前の水準を40%下回っている。

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