- 2020/10/09 掲載
豪金融システム、景気回復を支援できるほど強力=中銀金融安定報告
また、新型コロナウイルス関連や国際政治情勢で景気回復が予想より弱ければ、金融システムに対するリスクは高まる可能性があると指摘。
豪中銀は11月の理事会で、政策金利をすでに過去最低水準にある0.25%からさらに0.1%へと引き下げると予想されている。
豪政府は今週初め、市場の予想よりも大規模な財政刺激策を発表。新たな給与支援策が含まれた。[nL4N2GX265]
それでもなお、中銀は企業の破綻や融資の不良債権化が今後増えると見込む。
報告は「失業者が既に増え、多くの従業員が時間を短縮して勤務する中、家計が圧迫されている家庭が増えており、今後さらに増えるだろう」とした。
「融資は非常に低い金利で提供されているが、極めて低水準の移民による住宅需要の低下や失業者増加が、住宅価格がさらに下落するリスクを助長している」と付け加えた。
一方、中銀は国内銀行について、危機に耐え得ると引き続き確信している。
「銀行の強固なバランスシートを踏まえると、今後も融資を継続し、景気回復ひいては豪州の金融システムを支える立ち位置にあるだろう」とした。
*報告の細部を追加しました。
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