- 2020/10/09 掲載
米イーライリリー、低中所得国にコロナ治療薬 富士フが原液製造で支援
合意の一環として、同社は2021年4月以前に低中所得国に同社の抗体治療薬を提供する。供給量は明らかにしていない。
富士フイルムの子会社でバイオ医薬品の開発・製造受託のフジフイルム・ダイオシンス・バイオテクノロジーズ(FDB)が、イーライリリーのコロナ抗体治療薬の商業生産に必要な原液の製造を受託した。FDBは2021年4月からデンマークを拠点に、原液の製造を開始する予定。
イーライリリーはこれまでに、1つの抗体から成る治療薬を年内に100万回投与分生産し、2つの抗体を合わせた治療薬については、今年第4・四半期までに5万回投与分を生産する計画を明らかにしている。
同社によると、抗体治療薬開発を共同で行っているカナダのアブセレラ・バイオロジクスなどのパートナー企業は、低中所得国に供給する治療薬のロイヤルティー受け取りを辞退することに合意した。
*内容を追加しました。
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