- 2020/10/09 掲載
消費支出、8月は前年比6.9%減で11カ月連続減 7月からはやや回復
ロイターの事前予測と同程度の落込みだった。季節調整済み前月比は1.7%増と回復している。
勤労者世帯の実収入は52万8891円で、前年比1.2%の増加。前月までは給付金などの要因で9%以上の高い伸びだったが、その影響も縮小し、小幅な伸びとなった。
支出減少への寄与が大きかったのは、引き続き外出自粛を反映した品目が多い。東京以外のGoToトラベルが実施された夏休みシーズンにもかかわらず、パック旅行は前月とそれほど変わらず9割近い大幅減が続くなど教養娯楽費は減少。外食費も酒代を中心に減っている。自動車購入も振るわないほか、鉄道運賃など交通費は全般に落ち込んでいる。
他方で増加した品目は、消耗品や携帯電話通信料など。家庭での食事が増え、肉類の消費も好調だった。
*見出しと内容を更新しました。
(中川泉 編集:青山敦子)
PR
PR
PR