- 2020/10/07 掲載
凸版印刷、Figur8と筋骨格センサーを活用したオンラインフィットネスの実証実験を実施
今回両社は、新型コロナウイルスなどの影響により需要が高まるオンラインフィットネス業界向けに、筋骨格センサーを活用し、個人の身体動作の客観的定量データを高精度、短時間で計測・取得・分析。計測データに基づいたトレーニング指導を提供する実証実験を実施。トレーナー、被験者双方にデータ活用の価値を見出す結果を得ました。
両社は今後、本実証実験の成果を基に、ボディーワーカーやトレーナー、理学療法士、整形外科医、アスリートやパートナー企業と協力し、フィットネス、リハビリ、スポーツ産業向けに2022年度内のサービス販売を目指していきます。
■背景
近年、肩こり・腰痛・首の痛みを持つ方々、捻挫・肉離れ・膝の靭帯損傷・腱の過緊張などの怪我が絶えないアスリートの方々、ロコモティブシンドローム(*)や脳梗塞の後遺症に苦しむ方々など、筋骨格疾患による経済的損失や医療費の増加に対して注目が高まっています。
これらの原因の一つとして、緊張のしすぎによる関節の圧迫や動きの制限が挙げられています。トレーニングや運動療法では基本的に筋肉を力みなく柔軟に使うことが大事ですが、感覚的なものであるためトレーナーがクライアントに伝えにくいという課題がありました。
さらに、新型コロナウイルスの影響によりオンラインフィットネスの需要が高まる中、オンラインではトレーナーがクライアントの姿勢やその原因となる筋肉の動きや状態を認識しにくく、クライアントに適したトレーニング指導が提供されにくいという課題がありました。
これらの課題に対して凸版印刷とFIGUR8社は、FIGUR8社が開発した筋骨格センサー及び身体動作分析プラットフォームを活用するとともに、「マンツーマンボディメンテナンスサービス「Co-nect」を運営するGOB Incubation Partners 株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役:山口 高弘、以下 GOB Incubation Partners)」と連携し、身体動作の客観的定量データに基づいたオンラインフィットネスの実証実験を実施しました。計測データに基づく被験者に最適なトレーニングにより、トレーナーと被験者の両者にとって、安心感や納得感がありモチベーション高くトレーニングに臨めるようになります。さらに被験者の機能改善に起因した客観的定量データ(KPI:バランス、安定性、柔軟性)の変化を可視化することが可能になりました。
*ロコモティブシンドローム:筋骨格障害のために移動機能が低下した状態
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