- 2020/07/29 掲載
英銀の配当停止、来年以降の継続の是非を検討へ=中銀
同国の銀行は今年3月、中銀の要請を受けて、年内の配当支払いを停止することに合意。新型コロナウイルスの流行で打撃を受けた企業・家計を支援するため、資本を保全する意向を示した。[nL4N2BO5Q8]
中銀の発表によると、健全性監督機構(PRA)が第4・四半期に来年以降の銀行の資産配分計画を評価する。
中銀は「各行のその時点の資本状況と予想される資本状況に基づいて評価を行い、経済の先行き不透明感の度合いや、市場の状況、その時点の資本の見通しを考慮に入れる」としている。
英国の銀行は、新型コロナ流行を受けて、第2・四半期決算で多額の貸倒引当金を積み増すとみられている。
中銀は、配当の支払いが銀行システムの重要かつ必要な要素であることを認めた上で「経済の混乱期に経済全体を支える銀行独自の役割を踏まえると、(配当停止は)賢明な予防的措置だった」との見解を示した。
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