- 2020/07/28 掲載
英レキットベンキーザー、予想上回る決算発表 消毒製品が好調
新型コロナウイルスの流行を受けて、消費者の間で、消毒製品「ライゾール」「デトール」や咳止めシロップ「ムシネックス」を買いだめする動きが出た。
第2・四半期の売上高は実質ベースで10.5%増。同社がまとめた市場予想の7.8%増を大幅に上回った。
同社は2020年の実質ベースの増収率の予想を「1桁台半ば」から「1桁台後半」に上方修正した。
新型コロナの流行を受けて、自宅の掃除や手洗いを頻繁にする人が増えているが、ラクスマン・ナラシムハン最高経営責任者(CEO)は、外出を控える動きが減っても、こうした傾向が続くとの見通しを示した。
オンライン販売も増加している。同社の上期の電子商取引販売は60%以上増え、連結純売上高の約12%を占めた。
上期の調整後利益は1株当たり166.5ペンス。市場予想の154.8ペンスを上回った。売上高も69億1000万ポンドと、市場予想の68億1000万ポンドを上回った。
消毒製品事業の拡大を急ぐため、今後2年間で追加で1億ポンドを投資する計画も明らかにした。
レキットベンキーザーの株価は、好調な業績を背景に年初から25%以上値上がりしている。
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