- 2020/07/27 掲載
日経平均は続落、35円安 米中対立を嫌気 朝安後は下げ幅縮小
米政府がテキサス州ヒューストンの中国総領事館の閉鎖を命じたことへの対抗措置として、中国外務省が24日、米国大使館に対し、四川省成都市にある総領事館の閉鎖を通知したと発表。米中対立への懸念に加え、外為市場では105円台までのドル安/円高が進行した。
日経平均は続落スタート後、一時322円04銭安まで下げたが、その後は下落幅を縮小。押し目買いが入ったほか、米株先物の堅調推移も支えとなった。後場には日銀のETF買い入れ期待も支えとなり、一時前営業日比10円48銭安の2万2429円57銭まで下げ幅を縮めた。
市場では「朝方は幅広いセクターが売られたが、後場は買い戻しが入った。今週は多数の企業決算や経済指標の発表を控えているため、今日は様子見ムードが強まったようだ。動きが本格化するのは明日以降となるだろう」(国内証券)との声が出ていた。
TOPIXは反発。東証33業種では、電気・ガス、保険業、水産・農林など22業種が値上がり。海運業、精密機器、証券業などの11業種は値下がりした。
個別では日本電産<6594.T>が9日続伸し2.1%高、連休前に続いて年初来高値を更新した。前週に発表した強気の業績ガイダンスを引き続き手掛かりにし、逆行高となった。
東証1部の騰落数は、値上がり1424銘柄に対し、値下がりが683銘柄、変わらずが65銘柄だった。
日経平均<.N225>
終値 22715.85 -35.76
寄り付き 22495.95
安値/高値 22429.57─22741.13
TOPIX<.TOPX>
終値 1576.69 +3.73
寄り付き 1556.81
安値/高値 1,552.22─1,576.69
東証出来高(万株) 116056
東証売買代金(億円) 21066.39
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