- 2020/07/27 掲載
EU共通債、常態化すべきでない=ドイツ連銀総裁
EU首脳は21日、新型コロナウイルス感染のパンデミック(世界的大流行)で痛手を受けた域内経済の立て直しに向け、総額7500億ユーロの復興基金を創設する歴史的合意をまとめた。[nL3N2ES192]
EUの執行機関である欧州委はEU加盟27カ国に代わり共通債発行を通じて最大7500億ユーロを調達する見通し。EUの発足以来、最も強い結束が示されることになる。
ワイトマン氏はフンケ・メディアグループとのインタビューで「EUが危機への対応力があると証明したのは重要」と述べ、現在の危機では財政面で結束を示すのが適切だとも語った。
ただ、合意された債務の仕組みは例外措置にとどめ、財政支援には厳格な条件を設けるべきだと主張。
「資金が適切かつ効果的に使用されるようコントロールする仕組みが必要だ」と指摘。「私は概して、広く資金配分するための共通債に懐疑的だ。少なくとも今回の措置は、常態的な家計支援を目的とする大規模EU債の土台にすべきではない」とした。
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