- 2020/07/22 掲載
日経平均は反落、連休前の手控えムード 日本電産5%超高
21日の米国株式市場は、ダウが0.60%高、ナスダック総合が0.81%安、S&P総合500種が0.17%高で取引を終えた。エネルギーなど景気敏感セクターが買われた一方、ハイテク株が売られた。
日経平均は前営業日比92円47銭安の2万2791円75銭で寄り付き反落スタート。その後はマイナス圏でのもみあいが継続した。連休前で手控えムードが強まったほか、外為市場でドル/円が円高方向に振れていることが嫌気された。値動きは乏しく、前場の上下の値幅は約80円にとどまった。
市場では「連休明けは決算が本格化することもあり、きょうは積極的にポジションを取りづらい。ただ、下値も限定的で、積極的に売る人も少ない。新型コロナワクチンへの開発期待が継続しているのだろう」(東洋証券の日本株ストラテジスト、大塚竜太氏)との声が出ていた。
TOPIXは0.10%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は9231億9300万円。東証33業種では、医薬品、陸運業、精密機器などの14業種が値下がり。鉱業、ゴム製品、石油・石炭製品などの19業種は値上がりした。
個別では日本電産が8日続伸。21日に2020年4─6月期の連結営業利益(国際会計基準)が前年同期比1.7%増の281億円となったと発表、足元の堅調な業績が好感された。テレワーク需要によるPC向け薄型・)/型のファンモータが堅調で、過去最シ/の出荷台数となった。
東証1部の騰落数は、値上がりが758銘柄、値下がりが1300銘柄、変わらずが109銘柄だった。
日経平均はマイナス圏でもみあい。2万2800円付近で推移している。市場からは「4連休を前に上値を追いにくい。その一方で、大きく下げれば日銀のETF(上場投資信託)買いが入ってくるので売り込めない。上にも下にも決め手に欠く」(国内証券)との声が出ていた。
前日発表された日本電産の4─6月期決算はコンセンサスを上回る着地となり、ポジティブに受け止められている。「来週以降決算発表する製造業が全部同じようになるとは限らないが、決算に対する不安はやや後退したようだ」(同)という。
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比92円47銭安の2万2791円75銭となり、反落した。その後もマイナス圏で推移している。日本はあすから4連休となるため、積極的にポジションを傾けづらい。ドル/円が円高方向に振れていることや日経先物が下落していることを踏まえて安く始まった。
市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>が売り優勢。キヤノン<7751.T>は売り買い拮抗。
指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>は売り優勢。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>は売り買い拮抗となっている。
東証第1部出来高上位50銘柄<.AV.T>
東証第1部値上がり率上位50銘柄<.PG.T>
東証第1部値下がり率上位50銘柄<.PL.T>
日経225先物<0#JNI:>
SGX日経225先物<0#SSI:>
TOPIX先物<0#JTI:>
日経225オプション <0#JNI*.OS>
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