2020/07/22 掲載

アジア株式市場サマリー（21日）

ロイター

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［２１日　ロイター］ - 中国株式市場は小幅上昇して引けた。新型コロナ感染症ワクチンへの期待でヘルスケア株が買われた。ただ、前日の上昇を受けた利食いで上値は限定された。

ヘルスケア指数<.CSI300HC>は３．９５％高。ワクチンの有望な治験結果を受け、世界的に期待が高まっている。

深セン総合指数<.SZSC>は０．７２％高、新興企業向けの「創業板（チャイネクスト）」総合指数<.CNT>は１．４５％高。

香港市場も上昇した。欧州連合（ＥＵ）首脳が新型コロナ復興基金創設で合意したことを好感し、他のアジア市場を上回る上昇となった。ワクチンへの期待もリスク選好を促した。

アリババ・グループ<9988.HK>は７．３％高。傘下のアント・グループが香港と上海の「科創板」への重複上場に向けたプロセスを開始したと発表した。

ソウル株式市場は反発して引けた。新型コロナウイルス感染症のワクチン治験で有望な結果が出たことや、欧州連合（ＥＵ）が大規模な経済再建策で合意したことが支援した。

外国人投資家は４４２４億ウォン（約３億６９３９万ドル）ドル相当の買い越し。今年２月５日以来の大幅な買い越しとなった。

シドニー株式市場は反発し、先月１６日以来の大幅高で引けた。オーストラリア準備銀行（ＲＢＡ、中央銀行）が追加の財政刺激策を提唱したことを受け、リスク選好が高まった。新型コロナウイルス感染症のワクチン候補の初期段階の治験で有望な結果が出たことも好感された。

　Ｓ＆Ｐ／ＡＳＸ２００指数は２．５８％高の６１５６．３０で終了、先月１０日以来の高値を付けた。

ＲＢＡのロウ総裁は２１日、政府に対し景気回復を支えるため財政出動を増やすべきだと訴えた。

ハイテク株指数<.AXIJ>は５．７％高となり、史上最高値を付けた。ワイズテック・グローバルは４．３％高、アフターペイは８％近く上昇した。

ヘルスケア関連株指数<.AXHJ>は３．７％高。ＣＳＬは３．９％高、コクリアは５．７％高。

金融株指数<.AXFJ>は約３％高。先月１０日以来の大幅高となった。４大銀行全てが２％超上昇して引けた。

旅行関連銘柄も反発。コーポレート・トラベル・マネジメントは９％超上昇した。

(リフィニティブデータに基づく値です。前日比が一致しない場合があります)

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