ボルボ・カー、下半期の業績回復を予想　中国市場が堅調

［ストックホルム　２１日　ロイター］ - 中国の浙江吉利控股集団[GEELY.UL]傘下のボルボ・カーは２１日、下半期の業績回復見通しを明らかにした。上半期は営業損失を計上した。

工場の操業停止に追い込まれるなど、同社は新型コロナウイルスの感染拡大で大きな打撃を受けた。

ただ第２・四半期は中国事業が堅調で、欧米でも同様の持ち直しを予想している。

ホーカン・サムエルソン最高経営責任者（ＣＥＯ）は声明で「市場が当社の予想通りに回復すれば、販売台数は２０１９年下半期の水準に戻るだろう。利益とキャッシュフローも同様の水準にしたいと考えている」と表明した。

１─６月の営業損益は９億８９００万スウェーデンクローナ（１億１０２０万ドル）の赤字。前年同期は５５億２０００万スウェーデンクローナの黒字だった。

売上高は１４％減の１１１８億スウェーデンクローナ。

同社は３月、新型コロナウイルスの世界的流行で上半期の販売台数、利益、キャッシュフローが前年を下回るとの見通しを示していた。