- 2020/07/09 掲載
ロシア、国内製薬大手の新薬承認 新型コロナウイルス増殖を抑制
症状が軽度あるいは中程度の患者を対象にした臨床試験で、新型コロナウイルスの増殖抑制に高い効果が示されたという。
同社は発表文書で「新型コロナウイルスが引き起こす合併症ではなく、ウイルス自体に対処するロシアや世界で初めての薬の1つになる」とした。
臨床試験では7日間の治療で外来患者の55%に症状の改善が見られ、標準的な原因療法による改善率20%を上回った。
5日目には体内からウイルスが除去された患者が77.5%に上ったという。
同社の医療責任者は発表文書の中で、ウイルスの増殖を効果的に阻止することで感染をかなり早期に食い止められることが臨床試験で確認されたと述べた。
同社の抗ウイルス薬はロシアで登録された新型コロナ治療薬としては3つ目となる。
ロシアでは8日時点で新型コロナ感染者は70万0792人、死者は1万0667人となっている。
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