- 2020/07/08 掲載
エアアジア株が売買停止、「継続企業の前提」巡る警告で
監査法人アーンスト・アンド・ヤング(EY)は7日夜に公表した監査報告書で、2019年のエアアジアの決算について、新型コロナウイルス感染症のパンデミック(世界的大流行)による影響や、資金調達の結果に左右されるゴーイング・コンサーンに基づいて準備されたものだと指摘した。
エアアジアが6日発表した第1・四半期決算は8億0330万リンギ(1億8800万ドル)の赤字となり、第1・四半期の赤字額としては2004年11月の上場以来最大を記録した。[nL4N2EE1NS]
同社は6月、資本基盤と流動性を強化するための資本増強に関する提案を精査していると発表した。
アフィン・ホワン・キャピタルのアナリスト、アイザック・チョー氏は7日付の顧客向けノートで、経営陣は株主割当発行などを通じた増資が急務とみられることを示していると指摘した。
エアアジアはコメント要請に応じていない。
取引所の発表によると、売買停止は現地時間午後2時半(日本時間午後3時半)に解除される予定。
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