- 2020/07/07 掲載
景況感、新型コロナで11年ぶり低水準=6月日銀生活アンケート
ただ、先行き(1年後)の景況感DIは「良くなる」との回答が増加し「悪くなる」が減少したため、マイナス27.7に改善した。
アンケートは5月8日から6月3日にかけて全国の満20歳以上の個人4000人を対象に実施した。有効回答率は60.6%だった。
1年後の物価が「上がる」と予想する回答者は66.7%となり、前回3月調査の68.4%から減少した。数値予想は平均が4.3%上昇、中央値は3.0%上昇だった。5年後も「上がる」は3月調査の79.9%から75.3%に低下。毎年の変化率予想は平均値が4.0%上昇、中央値が2.0%上昇だった。
日銀は2%の物価安定目標の実現には家計や企業のインフレ期待の高まりが重要と位置づけており、同アンケートは家計のインフレ期待の動向を把握する指標の1つとなっている。
*内容を追加しました。
(和田崇彦)
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