中国鉄鉱石輸入、3月は20カ月ぶり低水準　市場予想に反して減少

Amy Lv　Lewis Jackson

[北京 １４日 ロイター] - 中国が３月に輸入した鉄鉱石は前月比０．２５％減の９３９７万トンと、２０カ月ぶりの低水準となった。アナリストは豪州の悪天候による供給障害の影響が和らぐとして１億トン超に増加すると見込んでいた。

前年同月比では６．７％減だった。

アナリストは「おそらく２月の悪天候の影響が長引いたのだろう」と述べた。

コンサルティング会社「我的鋼鉄（マイスチール）」のシニアアナリストは「到着したもののまだ通関しておらず、３月の輸入量にカウントされていない貨物もあるはずだ。その結果、４月の輸入量は１億トンを超えると予想される」と述べた。

第１・四半期は前年同期比７．８％減の２億８５３１万トンだった。

一方、３月の鉄鋼製品輸出は前年比５．７６％増の１０４６万トン。世界的に貿易摩擦激化が懸念される中、前倒し出荷の動きが強まった。

第１・四半期は前年比６．３％増の２７４３万トンと、第１・四半期としては２０１６年以降で最高となった。

３月の鉄鋼輸入量は前年比１８．８％減の５０万１０００トン。第１・四半期は１１．３％減の１５５万トンだった。