• 2025/04/01 掲載

フジ再生、スポンサーも注視=収益回復、道筋見えず―中居氏問題

時事通信社

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。


元タレント中居正広氏の女性トラブルを巡り、フジテレビと親会社は31日、組織見直しや企業風土改革などを柱とする再発防止策を公表した。フジはこれを信頼回復への一歩としたい考えだが、CM放送を見合わせているスポンサー企業は「簡単に(再開の)結論は出せない」(大手企業)となお様子見の構えを崩さない。広告収入の急減で落ち込んだ収益回復の道筋はなお不透明だ。

フジでは、港浩一社長(当時)が今年1月に開いた記者会見の内容などが問題視され、CM差し止めの動きが急拡大。2025年3月期は赤字に転落する見込みで、収益回復は4月以降も「全く見通せない」(清水賢治社長)状況だ。

再発防止策は、中堅・若手社員で構成するワーキンググループの議論を踏まえて策定。人権方針の周知徹底や相談窓口の強化、法令順守に関する研修の義務化、被害者支援体制の拡充などを列挙し、今後も継続的に見直す方針を掲げた。

だが、スポンサー側は依然慎重で、「再発防止策が適切に実行されるかが重要。今後の対応を見極めたい」(日本生命保険)、「今後の対応状況などを注視しながら(再開を)検討する」(ソフトバンク)などの声が上がる。清水社長は31日の記者会見で「そう簡単に(再開の)判断が下るとは思っていない」と厳しい表情を浮かべた。

一方で、再開に向けてはスポンサー側の対応も問われる。ビジネスと人権の問題に詳しい蔵元左近弁護士は「再開のためにどのような対応を取ってほしいか、何を順守してほしいか(フジに)提言や要望を出すこともできる」と指摘。「CM出稿停止も再開も、なし崩し的にやるのは不適切。きちんとプロセスを踏んで判断し、可能な範囲で対外説明することが大事だ」と強調した。

【時事通信社】 〔写真説明〕第三者委員会の調査結果公表を受け、記者会見で再発防止策などを説明するフジテレビの清水賢治社長=31日午後、東京都港区

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます