- 2025/03/19 掲載
JX金属の初値は843円、公開価格を2.8%上回る 今年度最大のIPO
[東京 19日 ロイター] - 新規上場のJX金属の初値は843円となり、公開価格の820円を2.8%上回った。オーバーアロットメント(OA)による追加売り出し分を含めた売り出し総額は4380億円。昨年上場した東京地下鉄(東京メトロ)を上回り今年度最大で、初値に市場の関心が寄せられていた。
初値後は水準を切り上げ一時860円に上昇したが、伸び悩みもうかがわれる。市場では「AI(人工知能)向け需要が高いということだが、テーマ自体に逆風が吹く中で(株価は)跳ねなかった」(松井証券の窪田朋一郎シニアマーケットアナリスト)との受け止めが聞かれる。
公募で買った投資家には物足りない結果との見方もあるが、PER(株価収益率)の観点から割高感はなく、利回りも高いとして「(市場で買い付ける)セカンダリーの投資家にとっては(初値が)高すぎて失速するよりも、伸びしろがあるとみることもできる」と松井の窪田氏は話している。
JX金属は、半導体製造時に金属薄膜を形成するための材料である「スパッタリングターゲット」の大手メーカー。半導体・情報通信材料を成長戦略分野に位置づけ、米アリゾナ州で新工場に投資している。
株式上場を通じ、競争力の高い半導体材料・情報通信材料などの分野で設備投資、R&Dなどを加速させる考え。ENEOSホールディングスの完全子会社だったが、持分法適用会社になった。
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