- 2025/03/07 掲載
新興国のドル建て国債、JPモルガンが見通しを下方修正
[ニューヨーク 6日 ロイター] - JPモルガンは6日、新興国のドル建て国債に対する見通しを下方修正した。
JPモルガンの新興市場ソブリン戦略の責任者であるベン・ラムゼイ氏などのアナリストは「歴史的なタイト状況に近いバリュエーションは、リスク資産の大きな調整に耐えられないかもしれないと考えている」との見方を示した。
米経済に弱含みの兆しが見られることから、EMBIグローバル分散インデックスに含まれるソブリン債および準ソブリン債の推奨銘柄を「マーケット・ウエート」から「アンダー・ウエ─ト」に変更した。
エジプトを「オーバーウエート」のリストから外し、セネガルとドミニカ共和国を「アンダーウエート」に加えた。
エクアドルについては、現職の右派ダニエル・ノボア大統領が4月の決戦投票で勝利すると予想。アルゼンチンは、IMF(国際通貨基金)の支援脱却と資本規制の撤廃が段階的に進むと見込んでいる。
JPモルガンによると、年初から2カ月間の発行額は過去最高の770億ドルに達した。発行が全般的に引き続き投資適格級に傾いているが、ハイイールド債の発行額が最も多かったのは2月で、9件あったと説明した。
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