- 2025/03/04 掲載
東京株、一時900円超安=円、148円台に急伸―トランプ発言で市場動揺
4日の東京株式市場で、日経平均株価は一時前日比900円超下落した。米国株の急落を嫌った売りが出た。一方、東京外国為替市場の円相場は、一時1ドル=148円台後半に大幅上昇。トランプ米大統領の関税を巡る発言に市場が反応した。
前日の米国市場では、トランプ氏がメキシコとカナダに25%の関税を課すと明言するなど、高関税政策を強調したことが投資家心理を圧迫。製造業の景況感を示す経済統計が予想より弱かったことで、景気の先行きに対する不安も強まった。米主要株価指数はそろって大幅反落。これを受けて東京市場も売りが優勢になった。
トランプ氏が「日本や中国が通貨安を誘導している」と批判し、為替が円高・ドル安に振れたことも自動車など輸出関連株の重しになっている。
円の急伸は、米指標の低調な結果を受けて米長期金利が低下したことで、日米の金利差縮小が意識されたことも影響した。午前10時現在は149円13~13銭と前日比1円05銭の円高・ドル安。
【時事通信社】
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