- 2025/03/03 掲載
セブン&アイ、井阪社長退任で調整=後任にデイカス氏有力
セブン&アイ・ホールディングスは3日、井阪隆一社長(67)が退任する方向で調整に入った。後任には社外取締役で西友の最高経営責任者(CEO)などを務めたスティーブン・ヘイズ・デイカス氏(64)が有力視されている。近く取締役会などを開き、正式決定する。外国人が同社のトップになるのは初めて。
セブン&アイはカナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールから約7兆円の買収提案を受けている。対抗策として創業家から買収・非上場化の提案があったが、資金調達のめどが立たず頓挫。トップ交代により、戦略を練り直す方針とみられる。
デイカス氏は、カジュアル衣料チェーン「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングや、米ウォルマートなどを経て、西友のCEOに就任。2022年にセブン&アイの社外取に就いた。
【時事通信社】 〔写真説明〕スティーブン・ヘイズ・デイカス
セブン&アイ・ホールディングス社外取締役(同社ホームページより) 〔写真説明〕セブン&アイ・ホールディングスの井阪隆一社長=2024年4月、東京都中央区
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