- 2025/02/28 掲載
NY市場サマリー(27日)S&P・ナスダック大幅安、ドル急伸・利回り上昇
新規失業保険申請件数の発表を受け、ドルは一時上昇幅を縮小したものの、トランプ大統領がメキシコとカナダに対する25%の関税措置を予定通り3月4日に発動させると表明したことを受け、ドルは上げ足を速めた。
主要通貨に対するドル指数は0.72%高の107.23。1日としては、昨年12月18日以来最大の上昇率となる見込み。
ドル/円は0.52%高の149.85円となった。日銀の植田和男総裁は27日、南アフリカで行われた20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議後の記者会見で、トランプ政権が関税政策を含めてどういう政策を打ち出してくるか、それに対して他国がどう対応するか「まだ不確実なところが非常に多い」と述べた。
<債券> 長期債を中心に利回りが上昇した。物価指標として注目される1月の個人所得・消費支出(PCE)の発表を翌日に控え、この日に発表された強弱まちまちの一連の経済指標が消化される中、10年債利回りは7営業日ぶりに上昇した。
終盤の取引で10年債利回りは2.8ベーシスポイント(bp)上昇の4.283%。
2年債利回りはほぼ横ばいの4.275%。
市場では、28日発表の1月PCE価格指数が連邦準備理事会(FRB)が利下げを継続できるほどに落ち着いた数値となるか注目。DRWトレーディングの市場ストラテジスト、ルー・ブライエン氏は「10年債利回りがフェデラルファンド(FF)金利を下回っていることは、FRBが過度にタカ派的になっている可能性を示唆している」と述べた。
<株式> S&P総合500種とナスダック総合が大幅に下落して取引を終えた。前日に決算を発表した半導体大手エヌビディアの下げが重しとなった。米景気減速を示唆する経済指標も意識された。
ナスダックは2.78%安と、1カ月ぶりの大幅な下げを記録した。
エヌビディアは8.5%急落し、時価総額が2740億ドル減少した。同社が26日に公表した第1・四半期(2─4月)の売上高見通しは市場予想を上回ったものの、粗利益率の見通しは予想を下回った。
ブロードコムは7%超、アドバンスト・マイクロ・デバイセズも5%、それぞれ下落し、フィラデルフィア半導体指数は6.1%安となった。
ハイテク株が下げる一方、エネルギー株は原油高を受けて上昇した。
顧客管理ソフト大手セールスフォースは4%安。2026年度の売上高見通しが予想を下回った。
<金先物> ドル高を受けて売りが優勢となり、反落した。中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比34.70ドル(1.18%)安の1オンス=2895.90ドル。
<米原油先物> 供給不安などを背景に、3営業日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月4月物の清算値(終値に相当)は前日比1.73ドル(2.52%)高の1バレル70.35ドルだった。5月物は1.65ドル高の69.95ドル。
ドル/円 NY終値 149.80/149.82
始値 149.77
高値 150.17
安値 149.38
ユーロ/ドル NY終値 1.0397/1.0400
始値 1.0475
高値 1.0489
安値 1.0398
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 101*13.50 4.5376%
前営業日終値 101*29.50 4.5070%
10年債(指標銘柄) 17時05分 102*28.50 4.2657%
前営業日終値 103*01.00 4.2490%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*20.75 4.0784%
前営業日終値 99*21.00 4.0770%
2年債(指標銘柄) 17時05分 100*04.38 4.0532%
前営業日終値 100*03.25 4.0720%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 43239.50 -193.62 -0.45
前営業日終値 43433.12
ナスダック総合 18544.42 -530.84 -2.78
前営業日終値 19075.26
S&P総合500種 5861.57 -94.49 -1.59
前営業日終値 5956.06
COMEX金 4月限 2895.9 ‐34.7
前営業日終値 2930.6
COMEX銀 5月限 3211.0 ‐46.5
前営業日終値 3257.5
北海ブレント 4月限 74.04 +1.51
前営業日終値 72.53
米WTI先物 4月限 70.35 +1.73
前営業日終値 68.62
CRB商品指数 306.0325 +0.8496
前営業日終値 305.1829
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