• 2025/02/28 掲載

米GDP、24年第4四半期改定値は+2.3% 前四半期から減速

ロイター

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[ワシントン 27日 ロイター] - 米商務省経済分析局(BEA)が27日発表した2024年第4・四半期の実質国内総生産(GDP)改定値は年率換算で前期比2.3%増となった。前四半期の3.1%増から減速した。寒冷な気温のほか、関税に起因する物価上昇で消費が落ち込むとの懸念から、成長の勢いの衰えは今四半期序盤も続いたとみられる。

ロイターがまとめたエコノミスト予想は速報値(2.3%増)から改定なしだった。

政府支出と輸出の上方改定が、個人消費と投資の下方改定により一部相殺された。それでも、経済の3分の2以上を占める個人消費は4.2%増と、速報値と一致した。

24年通年の成長率は2.8%だった。23年は2.9%。米連邦準備理事会(FRB)の政策担当者がインフレを伴わない成長率と見なす1.8%を大きく上回った。

貿易、在庫、政府支出を除いた国内民間需要は3.0%増。速報値は3.2%増だった。

FRBが物価の目安として注目する、変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア個人消費支出(PCE)価格指数は2.7%上昇した。速報値では2.5%上昇だった。

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