Nobuhiro Kubo

［東京　２７日　ロイター］ - トヨタ自動車が２７日発表したトヨタ単体（高級車ブランド「レクサス」を含む）の１月の世界販売は、前年同月比０．１％増の７８万５６３２台だった。２カ月ぶりに前年を上回り、同月として過去最高だった。世界生産は１年ぶりにプラスに転じた。

認証不正で停止していた生産が回復したほか、新車を投入した効果で国内販売が好調だったことなどが奏功した。

国内販売は同１２．５％増の１２万６５３４台で３カ月ぶりプラス、海外販売は同１．９％減の６５万９０９８台で２カ月連続マイナスだった。

海外販売のうち、北米は同１．１％減。降雪などの影響があったものの、需要は引き続き堅調だった。中国は価格競争が厳しい状態が続いたほか、春節の前倒しで稼働日が少なく、同１３．９％減だった。

世界生産は同５．６％増の７８万１７２９台。１２カ月ぶりに前年を上回り、１月として過去最高だった。国内生産は同２２．３％増の２６万５９９９台、海外生産は同１．４％減の５１万５７３０台だった。

電動車の世界販売は同１８．１％増の３８万２４５８台だった。このうちハイブリッド車は同１４．６％増の３４万４９３６台、電気自動車は同５２．９％増の１万１８９５台だった。

ダイハツ工業と日野自動車を含むグループ全体の世界販売は、同１．９％増の８４万６７４４台だった。３カ月ぶりに前年を上回り、１月として過去最高だった。グループの世界生産は同１２．４％増の８８万５３４６台だった。