- 2025/02/21 掲載
ECB、24年は過去最大の79.4億ユーロ損失 利払い負担で
23年は78億9000万ユーロの損失だった。23年にすでに引当金を使い果たしているため、24年の損失は将来の利益と相殺するという。
ECBは22年と23年に前例のないペースで利上げを実施した。金利はピークから低下し、ECBのバランスシートも縮小しているものの、依然として過剰流動性が大きく、商業銀行への利払いがかさんでいる。
ECBは「23年と24年の損失は、物価の安定維持というユーロシステムの主要な責務を果たすための役割と必要な政策行動を反映したもので、効果的な金融政策を実施する能力に影響はない」と説明。
「今後数年間に引き続き損失が発生する可能性がある」とした上で、「23年と24年よりも小幅にとどまる見込みだ」とした。
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