- 2025/02/18 掲載
FRB、利下げにはインフレ低下の確信強まる必要=ボウマン理事
[ワシントン 17日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のボウマン理事は17日、利下げ再開にはインフレ率が今年さらに低下するとの確信が強まることが必要との認識を示した。トランプ政権の貿易政策の影響を巡る不確実性を踏まえた。
FRBは先月の連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を4.25─4.50%に据え置くと決定した。今後の利下げ時期についてはほとんど手掛かりを与えず、トランプ政権の政策を見極めていく姿勢を示した。
ボウマン氏は米銀行協会の会合で行った講演で、政策金利の一段の調整を検討するに当たっては「インフレ抑制に向けた進展が続くという確信をさらに深めたい」と主張。政策金利は「現在良い水準にあり、FOMCは忍耐強く、インフレデータの動向に一層注意を払うことができる」と語った。
インフレ率については「再び低下傾向にあるように見える。私の基本予想では、今年さらに鈍化するだろう」と述べた。それでも「上振れリスクは残る」とした。
市場では、FRBが3月会合で政策金利を据え置くとの予想が大勢となっている。
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