• 2025/02/06 掲載

米AMDのAIチップ売上高さえず、時価総額150億ドル吹き飛ぶ

ロイター

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Kanchana Chakravarty Zaheer Kachwala

[5日 ロイター] - 米半導体大手アドバンスト・マイクロ・デバイセズ(AMD)の株価が5日に8%下落し、時価総額が約150億ドル吹き飛んだ。AI(人工知能)チップ売上高がアナリストの高い期待に届かず、市場をけん引するエヌビディアからシェアを奪うのに苦戦していることが浮き彫りになったためだ。

AMDのAIプロセッサーに対する需要が反映されるデータセンター事業売上高は2024年第4・四半期に69%増の39億ドルとなったものの、コンセンサス予想の41億5000万ドルを下回った。

クイルター・チェビオットのテクノロジーアナリスト、ベン・バリンジャー氏は「AMDはCPU(中央演算処理装置)ではインテルからシェアを奪っているかもしれないが、GPU(画像処理装置)に関してはエヌビディアに追いつくのに苦労している」と語る。

AMDの顧客であるマイクロソフトやメタを含むハイテク大手がより安価で効率的な自社製チップを開発しようとする動きを強めていることも、AMDに対する需要を損なう可能性がある。

BofAのアナリストは、エヌビディアがアウトパフォームし続け、ハイパースケーラーでカスタムチップが勢いを得るにつれ、AMDがその力強い成長水準にもかかわらず、AIのナラティブ(物語)に「勝利」するのは難しいかもしれないと述べた。

ハーグリーブズ・ランズダウンのマネー・マーケット部門責任者、スザンナ・ストリーター氏は、中国AI企業ディープシークの低コストモデルの登場により、投資家はAIチップへの多額投資に対する警戒を強めていると指摘。AMDの決算と見通しが「自信をさらに失わせた」と話した。

少なくとも22人のアナリストがAMDの目標株価を引き下げ、中央値は決算発表前の166.5ドルから150ドルになった。

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