Hyunjoo Jin　Joyce Lee

[ソウル ９日 ロイター] - 韓国の現代自動車グループは９日、２０２５年に２４兆３０００億ウォン（１６６億５０００万ドル）を国内に投資すると発表した。昨年の投資額を１９％上回り、過去最高となる。景気先行き不透明感や政局不安に直面する中、将来の成長確保を目指す。

現代自動車と起亜をグループ会社に持つ同社は、世界自動車販売台数でトヨタ自動車、独フォルクスワーゲン（ＶＷ）に次ぐ第３位。

投資計画には次世代製品、電動化、ソフトウエア定義型自動車、水素燃料製品といった技術の研究開発費１１兆５０００億ウォンが含まれている。

このほか、電気自動車（ＥＶ）や新モデルの生産に向けた生産ライン調整など通常の投資に１２兆ウォン、自動運転などの戦略的投資に約８０００億ウォンを投じる。

同社は「不確実性が高まる中で危機を克服し、将来の成長エンジンを確保するためには継続的かつ安定的な投資が不可欠だと考えている」と、今年過去最大の投資を決定した理由を説明した。