自動車メーカーなどの労働組合で構成する自動車総連（組合員７８万４０００人）は９日、横浜市で中央委員会を開いた。夕方までに、基本給を底上げするベースアップ（ベア）要求額の目安を月額１万２０００円とする２０２５年春闘方針の執行部案を決定する。具体的な目標金額を設定するのは１８年以来７年ぶり。

総連の金子晃浩会長は中央委に先立って開いた記者会見で、足元の賃金動向について「中小と大手の規模間格差はさすがに看過できない」と指摘。中小の賃金底上げを通じて格差是正を目指す考えを示した。

【時事通信社】 〔写真説明〕自動車総連のマーク