[１２日 ロイター] - 米半導体大手ブロードコムが１２日公表した第１・四半期（１１─１月）の売上高見通しは市場予想を上回った。生成ＡＩ（人工知能）インフラを拡充するクラウドプロバイダーからＡＩ向けカスタム半導体やネットワーク関連製品の需要が増加すると見込んだ。

これを受け、株価は引け後の時間外取引で３％超上昇した。

売上高見通しは約１４６億ドル。アナリスト予想は１４５億７０００万ドルだった。

ハイテク大手は高額で供給が限られているエヌビディアのＡＩ半導体への依存を減らそうとしており、高度なカスタム半導体を手がけるブロードコムに追い風となっている。

企業が生成ＡＩインフラへの投資を加速する中、オープンＡＩの「チャットＧＰＴ」などのアプリケーションで使用される膨大なデータの移動を支援するブロードコムのネットワーク向け半導体に対する需要も増加している。

第４・四半期（８─１０月）の売上高は１４０億５０００万ドル。予想は１４０億９０００万ドルだった。調整後の１株利益は１．４２ドル、予想は１．３８ドルだった。