• 2024/11/27 掲載

バイデン米大統領、肥満症薬に公的保険の適用を提案 トランプ氏支持が関門

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Andrea Shalal Patrick Wingrove

[ワシントン 26日 ロイター] - バイデン米大統領は26日、厚生省の官報で、デンマーク製薬大手ノボノルディスクの「ウゴービ」などの肥満症治療薬について、高齢者向け公的医療保険「メディケア」と低所得者向け公的医療保険「メディケイド」の適用を拡大して被保険者700万人強が利用できるようにすることを提案した。保険が適用されれば、一部の患者は自己負担額を最大95%削減できる。

この措置でより多くの米国人がGLP─1受容体作動薬というクラスに属する新たな減量薬を購入できるようになるとともに、2型糖尿病の予防につながることが期待できる。保険が適用されないと、こうした医薬品の使用には1カ月最大1000ドルかかる。臨床試験では、これらの医薬品が心臓発作や心血管関連の死亡リスクを低下させることも示されている。

現在のメディケアの規則では、糖尿病などを対象に米イーライリリーの「マンジャロ」とノボノルディスクの「オゼンピック」に保険が適用されているが、ウゴービのような肥満症薬として承認されている医薬品は適用外となっている。

規制案は、メディケアに対し、肥満症薬としてこれらの医薬品に保険を適用し、推計340万人の国民が利用できるようにすることを求める。加えて、約400万人のメディケイド加入者も利用できるようにする。

トランプ次期政権がこの案を支持すれば、2026年に発効することになる。ただ、トランプ氏が厚生長官に指名したロバート・ケネディ・ジュニア氏は、米国は薬ではなく、健康的な食事を通じて肥満に取り組むべきだとの見解を示している。

民主党のロン・ワイデン上院議員は同日、保険適用の範囲が拡大されたことに満足しているとし、トランプ次期政権下で後戻りしないよう監視していくと述べた。

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