[１２日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカのブライアン・モイニハン最高経営責任者（ＣＥＯ）は１２日、トランプ次期米政権が財政問題に取り組むことを期待すると述べた。

トランプ氏が経済政策の柱に掲げる減税や関税は成長加速だけでなく、インフレ率上昇や財政赤字拡大にもつながるとみられている。

モイニハン氏はヤフー・ファイナンスのイベントで「（次期政権が）やるべきことの一つは、財政への取り組みを改善することだ」と指摘。「現在、危機が生じているという意味ではない」とも述べた。

また、トランプ氏が１期目の経験を生かし、２期目は歳入や歳出などの課題に取り組むのにより適した立場にあるとの見方を示した。

目先のインフレについては、さほど懸念していないと述べた。

トランプ政権への参加を検討するかとの問いには「私には素晴らしい仕事と会社がある」と応じた。