- 2024/11/12 掲載
前場の日経平均は続伸、200円超高 円安や好決算が支え
日経平均は109円高で寄り付いた後、マイナス圏に迫る場面もみられたが、前場終盤に333円高の3万9866円72銭で高値をつけた。朝方153円半ばで推移していたドル/円が153円台後半へドル高/円安に振れたことが支援材料になった。
きょうは引け後にソフトバンクグループ、東京エレクトロンなど注目度の高い企業の決算を控えているため、後場の値動きは様子見ムードから限定的になるとの見方があった。
主力株ではトヨタ自動車が3%超高となったほか、ファーストリテイリング、TDK、KDDIもしっかりだった。半面、アドバンテスト、東京エレクトロン、レーザーテック、ディスコなどの半導体関連株は総じてさえなかった。
T&Dアセットマネジメントの浪岡宏チーフストラテジストは「円安基調、底堅い米経済への期待を背景に、ハイテク株に対してバリュー株が優位な展開になっている」と話す。今後の相場の行方はドル高/円安進行のペースがカギを握っているという。
東証株価指数(TOPIX)は0.97%高の2766.36ポイントで午前の取引を終了した。東証プライム市場の売買代金は2兆2873億0100万円だった。東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、サービス、銀行、保険など30業種が値上がり、海運、電気機器などの3業種は値下がりだった。
決算銘柄ではリクルートホールディングスが5%超高、楽天銀行が7%超高としっかり。コーセーは7%超の大幅安となった。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが1238銘柄(75%)、値下がりは353銘柄(21%)、変わらずは52銘柄(3%)だった。
関連コンテンツ
PR
PR
PR