- 2024/11/06 掲載
トヨタ、4━9月期営業益3.7%減 通期世界販売は10万台下方修正
Maki Shiraki
[東京 6日 ロイター] - トヨタ自動車が6日発表した2024年4━9月期連結決算(国際会計基準)によると、営業利益は前年同期比3.7%減の2兆4642億円だった。認証不正問題などに伴う生産停止や一時費用などが響いた。
25年3月期通期の連結営業利益予想は据え置いた。生産停止やグループ企業の日野自動車の北米向けエンジン認証問題などによる一時費用が利益を圧迫するが、円安効果や原価改善などが寄与する。会社の営業利益予想は4兆3000億円で、IBESがまとめたアナリスト24人による事前予想の平均値4兆9160億円を下回っている。
通期のグループ世界販売計画(小売りベース)は1085万台と従来の1095万台から10万台引き下げた。北米、アジア、欧州の販売をそれぞれ下方修正した。
通期の前提為替レートは1ドル=147円(従来は145円)、1ユーロ=161円(同160円)と円安へ見直した。
トヨタ単体の通期世界生産計画は970万台と従来の1000万台から引き下げた。下期に挽回する予定だが、認証問題などによる生産停止の影響を反映した。
4━9月期の世界販売は前年同期比4.0%減の455万6000台だった。
*会社発表の決算要旨は以下でご覧いただけます。https://www.release.tdnet.info/inbs/140120241101509817.pdf
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