- 2024/10/30 掲載
日経平均は3日続伸、米株高や好決算受け 選挙前の反動も
日経平均は199円高でスタート、寄り付きで3万9000円を回復し、その後も上げ幅を拡大した。後場には514円高の3万9417円88銭まで上昇した。買い一巡後はドル高/円安の一服や時間外取引での米株先物の軟化を受けて、上げ幅を縮小させた。
東証株価指数(TOPIX)も3日続伸し、0.81%高の2703.72ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比0.81%高の1391.44ポイント。プライム市場の売買代金は7兆9645億9600万円。TOPIXの浮動株比率の定期見直しに伴うリバランスで、今年2番目の大商いとなった。東証33業種では、電気・ガス、非鉄金属、機械、精密機器など26業種が値上がり、ゴム製品、証券・商品先物取引など7業種が値下がりした。
日本株は衆院選以降、底堅い動きが続いている。与党の議席が過半数割れとなった一方で、市場では自民党が野党との「部分連合」で財政出動を拡大するとの見方が支えになっているという。アイザワ証券の坂瀬勝義市場情報部長は「これから人工知能(AI)や半導体への投資や減税など、株式市場にとって有利な経済対策が打ち出されるのではないかという思惑が引き続き支えとなっている」と話す。
個別では、山崎製パン、四国電力が12─15%超高となった半面、日野自動車が13%超安、コマツ1%超安。いずれも前日発表した決算を材料視した株価反応となった。
主力株では、ディスコが11%超高となったほか、レーザーテック、アドバンテストが3─4%超高となるなど、半導体関連株がしっかり。ソフトバンクグループ、ファナックも買われた。
新興株式市場は、東証グロース市場250指数が0.52%高の625.76ポイントと、3日続伸した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが907銘柄(55%)、値下がりは677銘柄(41%)、変わらずは61銘柄(3%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 39277.39 +373.71 39102.89 39,094.30─39,417.88
TOPIX 2703.72 +21.70 2689.12 2,689.12─2,714.13
プライム市場指数 1391.44 +11.21 1384.27 1,384.27─1,396.67
スタンダード市場指数 1220.35 -1.19 1223.76 1,220.35─1,226.44
グロース市場指数 801.62 +3.69 799.54 796.19─803.12
グロース250指数 625.76 +3.22 623.90 621.12─626.99
東証出来高(万株) 343300 東証売買代金(億円) 79645.96
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