• 2024/10/23 掲載

絶対知りたい“次”の生成AI、「次世代LLM」「エッジ駆動」「動画RAG」とは?

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生成AIは2022年以降、急速に進化し金融業界での活用が進んでいますが、ガートナーのレポートによれば「過度の期待期」を超え、「幻滅期」に差し掛かっています。実際には、推論強化を含む新技術が登場し、生成AIは意思決定を支援するツールとしても進化している最中です。さらに、スマートフォンなどエッジデバイスでの活用が加速しており、金融サービスのパーソナライズが期待されていますが、現状にどのように向き合えばいいのでしょうか。金融DXをけん引してきた筆者が解説します。
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加速する生成AI×金融、今抑えておくべきトピック
(Photo:Mojahid Mottakin / Shutterstock.com)

生成AIは「過度の期待」から「幻滅期」へ

 生成AIは2022年に一般向けに登場して以降、急速な進化を遂げ、多くの金融機関が採用し、さまざまなトライアルが行われています。

 最近では、単なるデータ生成や自動化ではなく、複雑な推論により、高度な意思決定を支える存在へと変貌を遂げつつあります。「テクノロジー×金融」領域に25年以上携わってきた筆者にも、この潮流の全体像をつかみ、適切に指揮することは難しいのが現状です。

 ガートナーが8月に発表した「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2024」では、生成AIは「過度の期待」のピーク期を超えつつあり、幻滅期へと向かっています。現世代の生成AI周りの技術では、未だエンタープライズにおけるユースケースの“ホットスポット”は見つかっていないのかもしれません。

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生成AIは「過度の期待」のピーク期を超えて幻滅期へ

 しかし、こうした状況で重要なのは、「生成AIという大きな流れの中で、今後重要となるトピックを特定し、いかに早めに研究に取り掛かるか」ということです。

 生成AIは黎明期の技術ですから、急速に発達していくことは間違いありません。新しい考え方・概念であっても、比較的短期間に常識化することを前提に利活用の計画を立て実行していく必要があります。

 本稿では、今後重要となる生成AIのトピックのうち、「次世代LLM」「エッジ駆動」「動画RAG」「AIエージェント」を取り上げ、それらがどのような形で活用されていくかについて考察していきます。

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次世代AIの姿とは?
【次ページ】次世代LLM(大規模言語モデル)の「o1」をどう解釈する?
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