- 2024/10/28 掲載
亜鉛製錬世界最大手の高麗亜鉛、支配権争い未決着 株価は最高値
[ソウル 28日 ロイター] - 世界最大の亜鉛製錬会社である韓国の高麗亜鉛は28日、買収阻止のために開始した15億ドル規模の株式公開買い付けで、自社株の9.85%を確保したと発表した。
また、現経営陣を支援するベイン・キャピタルもこれとは別に1.41%の株式を確保したという。
チェ一族が経営する高麗亜鉛は、支配権を巡って共同創業家であるチャン一族と激しい争いを続けている。
チャン一族のコングロマリットであるヨンプンは9月、MBKと共同で最初の買収提案を行った。
ただ、両一族いずれも高麗亜鉛の過半株式を確保できていない。買収合戦が長期化するとの見方から、高麗亜鉛の株価は28日に最高値を記録した。
世界3位の公的年金基金である韓国の国民年金公団(NPS)が6月末時点で高麗亜鉛の株式7.83%を保有しており、キャスティングボートを握っているとみられるが、まだスタンスを明らかにしていない。
関連コンテンツ
PR
PR
PR