- 2024/10/24 掲載
テスラ、米2州で有料ロボタクシー来年稼働へ 営業許可巡り課題も
[23日 ロイター] - 米電気自動車(EV)大手テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は23日、来年にカリフォルニア州とテキサス州で一般向けに有料のロボタクシー(無人自動運転タクシー)サービスを展開すると発表した。
同社は現在、サンフランシスコのベイエリアで従業員向けにアプリベースの配車サービスを提供しているという。
マスク氏は2週間前、ハンドルもペダルもないロボタクシー「サイバーキャブ」を披露した。「来年にテキサス州とカリフォルニア州で監視を受けないFSD(運転支援システム)による完全自動運転を開始する予定だ」と述べていた。
ただカリフォルニア州では、完全自律走行車によるサービスを有料で提供するの必要な許可を確保するという課題に直面するとみられる。
同州のベイエリアとロサンゼルス、そしてアリゾナ州フェニックスで自律走行車による有料サービスを提供するアルファベット傘下ウェイモは、カリフォルニア州当局から最初の営業許可を得るまで何年も費やして膨大な距離の試験走行を行った。
カリフォルニア州当局によると、テスラは無人運転の試験許可証を持っておらず、申請もしていない。
テスラはコメント要請に応じていない。
マスク氏は23日、カリフォルニア州で課題に直面する可能性を認め、「当社が完全にコントロールできるものではない」としながらも、「もし来年許可が下りなければ、ショックを受けるだろう」と語った。
一方、テキサス州は自律走行車に関する規制要件がカリフォルニア州よりはるかに少ないが、企業は有料サービスの開始前に数カ月から数年間にわたり試験を行うことが多い。
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