- 2024/10/23 掲載
仏ロレアル、第3四半期は売上高が予想下回る 中国で需要減少
[パリ 22日 ロイター] - フランス化粧品大手ロレアルが22日発表した第3・四半期決算は売上高が増加したものの、市場予想を下回った。中国の消費マインド低迷で美容製品への需要が減退した。
為替変動の影響を除いた既存店売上高は102億8000万ユーロ(111億1000万ドル)で、前年同期比3.4%増加した。ジェフリーズによると、ビジブル・アルファの予想コンセンサス(6%増)を下回った。
RBCのアナリストはロレアルの増収率について、コロナ禍の2020年第3・四半期以来の低い伸びだと指摘した。
バークレイズのアナリストは「投資家は決算発表前に神経質になっていたが、今回の決算は懸念されていた以上に弱かった」とし、ネガティブな反応を予想した。
中国を中心とする北アジアの売上高は6.5%減少。前期の2.4%減からマイナス幅が拡大した。
ニコラス・ヒエロニムス最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会見で、消費者の購買意欲を高めるために新製品の投入を目指す方針を示した。
欧州の売上高も伸びが鈍化した。北米はヘアケアとフレグランスの需要に支えられ、5.2%増収と前期から伸びが加速した。
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