- 2024/10/23 掲載
中国シンクタンク、株式市場安定化基金を提案 2800億ドル規模
優良株や上場投資信託(ETF)の売買を通じて市場の安定化を図る。提言は同研究所の中国経済に関する四半期報告の一部。提言が政策に影響を与えるかどうか、またどのように影響を与えるのかは不明だ。
中国人民銀行(中央銀行)の潘功勝総裁は先月、こうした基金の設立の可能性について質問された際、提言を検討していると述べていた。
中国当局が最近、一連の景気刺激策を発表したことを受けて、中国株は高騰。上海と深センの株式市場に上場する有力企業300銘柄で構成するCSI300指数は過去1カ月で約24%上昇した。しかし熱狂は一時的なもので、ここ数週間は警戒ムードに転じている。
同研究院は、市場安定に向け長期資本による投資を増やすことも提案。保険会社や国民年金基金による株式投資の上限引き上げを求めた。
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