- 2024/10/22 掲載
米GM、第3四半期決算は予想上回る 通期利益見通しを楽観
Nora Eckert
[デトロイト 22日 ロイター] - 米ゼネラル・モーターズ(GM)が22日発表した第3・四半期決算は利益と売上高が市場予想を上回った。ガソリンエンジンのトラックとスポーツ多目的車(SUV)の販売が堅調だったほか、在庫水準を抑える取り組みが寄与した。
同社は今年初めに通年の税引き前利益が120億─140億ドルになるとの見通しを示したが、堅調な価格設定や消費者支出に支援され、年央に130億─150億ドルに上方修正。今回の決算発表では140億─150億ドルを見込むとした。
第3・四半期の調整後1株利益は2.96ドルで、アナリスト予想の2.43ドルを上回った。売上高は488億ドルで、こちらも予想の446億ドルを上回った。
ただ、中国事業は引き続き軟調だった。上半期は2億1000万ドルの赤字だったが、第3・四半期にはさらに1億3700万ドルの損失を計上した。同社は事業再編を計画している。
ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は「われわれはまだ本格的な再編を実施していない」と述べ、同地域での販売は増加し、在庫は減少していると指摘した。
GMはこれまでに来年の価格設定が軟調になる可能性に言及しているが、SUVと電気自動車(EV)のコスト削減や中国での状況改善が業績を支えると予想している。
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