[ロンドン ２１日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）のグリーン金融政策委員は、英中銀は利下げに対し引き続き慎重に対応する必要があるとの考えを示した。

グリーン氏は２１日付の英紙フィナンシャル・タイムズ（ＦＴ）に掲載されたコラムで、消費は予想より強くなる可能性も弱くなる可能性もあるとした上で「こうしたリスクを踏まえると、金融緩和に対する慎重かつ段階的なアプローチが適切になる」とした。

グリーン氏は８月の金融政策委員会で利下げ開始に反対票を投じており、９月にも利下げに慎重な姿勢で臨むべきとの考えを示している。

市場では１１月の金融政策委員会での０．２５％ポイントの利下げがほぼ完全に織り込まれているほか、１２月の会合でも同じ幅での利下げが決定されるとの観測が高まっている。