- 2024/10/15 掲載
「モビリティショー」開幕=新事業創出へ、参加200超
200以上の企業・団体がモビリティー(移動手段)関連の製品やサービスを展示する「ジャパンモビリティショー」が15日、幕張メッセ(千葉市)で開幕した。今回はスタートアップ(新興企業)を含む事業者同士が商談を通じて、新事業創出につなげるのを後押し。脱炭素社会に向けた車両や製品の展示も行われ、来場者の関心を引いた。開催は18日まで。
日本自動車工業会(自工会)の片山正則会長(いすゞ自動車会長)は、開催スピーチで「新興企業などと共に、新たな発想が生み出されるきっかけになることを願う」と述べた。
トヨタ自動車は、持ち運び可能な水素カートリッジを国内初公開。実装時期は未定だが、小型モビリティー用や災害時のエネルギー源としての活用を想定している。水素を使ったグリル調理のデモンストレーションも行い、水素社会への可能性を示した。
マツダはバイオ燃料で走る大型SUV(スポーツ用多目的車)を出展。スズキも燃料にバイオガスを使用できるワゴン車を披露した。
新興企業の製品展示も注目を集めた。Lean
Mobility(愛知県豊田市)は、台湾で来年発売予定の二人乗り小型電動モビリティーの試作品を公開。WHILL(東京)は前後左右に移動できる電動モビリティーを実演した。
【時事通信社】 〔写真説明〕「ジャパンモビリティショー」でスピーチする日本自動車工業会の片山正則会長=15日、千葉市 〔写真説明〕「ジャパンモビリティショー」でトヨタ自動車が国内初公開した持ち運びできる水素カートリッジ=15日、千葉市 〔写真説明〕「ジャパンモビリティショー」に展示されたLean
Mobilityの2人乗り電動モビリティー=15日、千葉市 〔写真説明〕「ジャパンモビリティショー」に出展したマツダのバイオ燃料で走行する大型SUV=15日、千葉市 〔写真説明〕「ジャパンモビリティショー」に出展されたスズキのバイオガスを燃料にできるワゴン=15日、千葉市
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