人工知能（ＡＩ）を活用した議事録作成などのサービスを手掛けるオルツ（東京都港区、米倉千貴社長）は１１日、東証グロース市場に上場する。公募などで調達した上限４３億６９００万円は、広告宣伝や研究開発、借入金の返済などに充てる計画だ。

オルツは２０１４年、自分自身のデジタルクローンと位置付ける「パーソナルＡＩ」の開発を目的として設立された。国内外の大学と共同研究を進める一方、開発の過程で生まれた要素技術を顧客に提供している。

主力製品は、ＡＩ技術を活用してリアルタイムで会議の発言の文字起こしを行う「ＡＩ

ＧＩＪＩＲＯＫＵ」。他に受託開発やコンサルティングなどのサービスも提供している。