- 2024/10/11 掲載
NY市場サマリー(10日)ドル/円下落、株反落・利回りまちまち
9月の消費者物価指数(CPI)は前年比2.4%上昇し、市場予想を上回ったものの、約3年半ぶりの小幅な伸びにとどまった。
10月5日までの1週間の新規失業保険申請件数は、前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加幅としては2021年7月以来最大となった。
終盤の取引で、ドル/円は0.38%安の148.66円。一時8月2日以来の高値となる149.58円を付ける場面もあった。
ユーロ/ドルは一時8月8日以来の安値を付けた後、0.14%安の1.0925ドルで推移。ドル/スイスフランは0.45%安の0.856フラン。
NY外為市場:[USD/J]
<債券> 不安定な取引の中、短期債利回りが低下する一方、長期債利回りは上昇するまちまちな動きとなった。この日は注目された米消費者物価指数(CPI)や週間失業保険申請件数が発表された。
指標となる10年債利回りは、CPI発表直後に10週間ぶりの高水準4.12%を付けた。終盤は小幅上昇の4.073%となった。
米連邦準備理事会(FRB)の政策期待に敏感な2年債利回りは4.9ベーシスポイント(bp)低下し3.968%。序盤には8月中旬以来の高水準となる4.094%まで上昇した。
イールドカーブは指標発表後にスティープ化。2年債と10年債の利回り格差は一時12.9bpまで拡大した。終盤は10.3bpだった。
米金融・債券市場:[US/BJ]
<株式> 主要株価3指数が軒並み反落した。この日発表された9月の消費者物価指数(CPI)の上昇率が市場予想を上回ったことで、市場では米経済の健全性と金利の今後の道筋を見極めようとする動きが広がった。
米労働省が発表した9月のCPIは前年比2.4%上昇した。食品価格の上昇を背景に市場予想の2.3%を小幅に上回った。
また、10月5日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は前週比3万3000件増の25万8000件と、週間の増加幅としては2021年7月以来最大となった。エコノミスト予想は23万件だった。
S&P総合500種の主要11セクターのうち上昇したのは3部門のみ。原油の値上がりを受け、エネルギーがアウトパフォームした。
市場は米銀大手が11日に発表する決算も注視している。
米国株式市場:[.NJP]
<金先物> 朝方発表の米経済指標を消化した後は買いが先行し、5営業日ぶりに反発した。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比13.30ドル(0.51%)高の1オンス=2639.30ドル。
NY貴金属:[GOL/XJ]
<米原油先物> 大型ハリケーンに見舞われた米南部での供給混乱を見込んだ買いが膨らみ、3日ぶりに反発した。米国産標準油種WTIの中心限月11月物の清算値(終値に相当)は、前日比2.61ドル(3.56%)高の1バレル=75.85ドル。12月物は2.52ドル高の75.11ドルだった。
NYMEXエネルギー:[CR/USJ]
ドル/円 NY終値 148.56/148.58
始値 148.84
高値 149.09
安値 148.36
ユーロ/ドル NY終値 1.0935/1.0936
始値 1.0939
高値 1.0954
安値 1.0901
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 98*04.00 4.3627%
前営業日終値 98*17.00 4.3380%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*14.50 4.0667%
前営業日終値 98*14.50 4.0670%
5年債(指標銘柄) 17時05分 98*08.25 3.8887%
前営業日終値 98*05.75 3.9060%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*04.13 3.9636%
前営業日終値 99*00.88 4.0170%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 42454.12 -57.88 -0.14
前営業日終値 42512.00
ナスダック総合 18282.05 -9.57 -0.05
前営業日終値 18291.62
S&P総合500種 5780.05 -11.99 -0.21
前営業日終値 5792.04
COMEX金 12月限 2639.3 +13.3
前営業日終値 2626.0
COMEX銀 12月限 3124.0 +57.0
前営業日終値 3067.0
北海ブレント 12月限 79.40 +2.82
前営業日終値 76.58
米WTI先物 11月限 75.85 +2.61
前営業日終値 73.24
CRB商品指数 290.6290 +4.4852
前営業日終値 286.1438
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