- 2024/09/28 掲載
アイルランドのデータ保護委、メタに9100万ユーロの制裁金
DPCのグラハム・ドイル副委員長は声明で「データが悪用される危険性を考えると、利用者のパスワードを暗号化しないまま保存すべきではないことは当然だ」と指摘した。
DPCがメタから管理に問題があったとの申告を受け、調査していた。DPCはパスワードの外部への流出などはなかったと説明している。
メタの広報担当者は、2019年にセキュリティーの検証作業でこの問題を特定した後、直ちに不備を改修したといい、パスワードの悪用や、不正なアクセスにつながった証拠はないと述べた。
米国のIT大手企業の大半が欧州連合(EU)内の拠点をアイルランドに置いていることから、DPCがEU内で主導的に監督している。
DPCは、EUの一般データ保護規則(GDPR)に違反したとして、メタにこれまでに総額25億ユーロの制裁金を科している。このうち、23年に科した12億ユーロの制裁金に関しては、メタは異議を申し立てている。
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