［ベルリン　２７日　ロイター］ - イタリアの銀行ウニクレディトが独コメルツ銀行株式を取得し、経営統合に意欲を示していることを巡り、ドイツのリントナー財務相がこの数日に、敵対的買収への懸念をイタリア財務省に伝達していたことが関係者の話で分かった。ショルツ首相は今週、「非友好的な攻撃」と批判しており、ウニクレディトによる買収をドイツ政府は阻止する構えのようだ。

関係者によると、リントナー氏は自身の見解をイタリア財務省に直接説明したという。

ドイツ財務省とイタリア財務省はコメントを控えた。

ウニクレディトとコメルツ銀は２７日に、ウニクレディトによる株式取得後、初めての協議を行う。