• 2024/09/25 掲載

ヘッジファンド業界、大手のシェアが上昇=BofA報告書

ロイター

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[ロンドン 24日 ロイター] - バンク・オブ・アメリカ(BofA)がまとめた報告書によると、50億ドル以上の資産を運用するヘッジファンドの業界シェアが2024年第2・四半期末までに73%に拡大した。複数の異なる投資戦略を同時に適用するマルチ戦略を掲げる大手ヘッジファンドの台頭が顕著になっており、18年の65%からシェアが上昇した。ロイターが24日、BofAが顧客に送付した報告書の内容を確認した。

10億―50億ドル規模の中規模ヘッジファンドから運用資金を奪った格好で、同期間にこれらの業者のシェアは6%減少した。

この報告書は、年金運用、富裕層向けの資産運用を担うファミリーオフィス、政府系ファンド、複数のヘッジファンドに投資するファンド・オブ・ヘッジファンズなど、計約6800億ドルを運用する160人のヘッジファンド運用者を対象に調査した。その結果としては、マルチ戦略を掲げるヘッジファンドが業界の「主要な推進力」となっているように見える。

調査対象者のほぼ半数が、ヘッジファンドに割り当てる資金と、運用先のヘッジファンドの数をいずれも増やす予定だと回答した。

一方、ヘッジファンド部門から資金を引き揚げる予定だとしたのは約6%で、その大半が未上場企業の株式に投資するプライベートエクイティ(PE)や、非上場企業などに直接融資するプライベートクレジットなど、別の投資運用手段を選ぶと答えた。

また、調査対象者の約4割が、運用成績が一定の基準を上回らなければ相応の手数料を適用できないことに同意している。

報告書によると、「ハードルレート」と呼ばれる投資をする上での必要最低限の収益率の算定には、リスクがほぼない金融商品から得られる利回りや合意に基づく価格もしくはベンチマークとして使用される株価指数が含まれるとしている。

一方、投資家が抱える主な懸念としては、複数もしくは多数のヘッジファンドが同じ取引に加わることや、価格下落時の保護を十分に用意していないこと、地政学的リスクなどを挙げた。

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